2012/11/08

投球障害肩

ダルビッシュ投手のacceleration phase-写真は共同通信社より引用
外来の夕診で投球障害肩の大学生の患者さんに運動療法を行なっている。

今までに3回診させてもらって、昨日が4回目。

肩の痛みは消失していて、試合で全力投球しても試合後に「張り」を感じる程度であったとのこと。

とても喜んでくれた。

「魔法にかかったみたい」だと褒めてくれた。リップサービスしなさそうな雰囲気の患者さんからの言葉だっただけに、照れくさいような、でも嬉しかった。

痛みがあったphaseはacceleration phaseであり、疼痛発生部位はGHJ後上方であった。

問診と触診、ROMと投球フォームを確認してから、病態を考察。

Cuffには軽度の圧痛を認めたが、GHJの可動性は良好だった。

前胸部と肩甲帯を中心とした拘縮がGHJ後上方にメカニカルストレスを加えて、反復した投球動作が疼痛の原因と考えた。

治療としては、前胸部とSTJ周囲筋に徒手的なリラクゼーションとストレッチを行なった。

他にも問題点はあるようだが、ひとまず結果が出て良かった。

こうやって一症例ずつ丁寧に評価して結果を出すことが大切なんだと改めて感じた。

All for a smile of patient...by OH!NO!DX

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