京都下鴨病院で整形外科の理学療法士をしている小野志操のブログです。
肩関節・肘関節・手関節・股関節・膝関節・足関節・腰背部の術後療法や保存療法、スポーツ障害に対するリハビリテーションを行なっています。
すべては患者さんの笑顔のために」 All for a smile of patient... by OH!NO!DX

6th JOSKAS(日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会に参加しました 24 July, 2014 @広島



6th JOSKASに参加しました。

今年は教え子でもあるツカザキ病院の蓬大輔先生の共同演者としてです。



昨年のJOSKASで私が発表した際、「来年は僕も発表します!」と言っていた蓬先生が有言実行。

ARCR後の運動療法について治療成績を発表されました。堂々としたいいプレゼンテーションでした。

広範囲腱板断裂の治療戦略と題したパネルディスカッションでは肩関節外科のトップドクターズの手術とその考え方について学ぶ事が出来て、とても刺激的でした。

会場では内田宗志先生や同期で25日に発表された岡西尚人先生とも合流。

学会後は柴原基先生、岡西先生、蓬先生と新幹線の時間まで整形外科治療について熱くディスカッションしました。



 私は臨床があるため、1日だけの参加でしたが、たくさんの学びと刺激を受けました。今後の臨床と研究に繋げて行きたいと思います!

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International Society for Technology in Arthroplasty(ISTA) 27th Annual Congress(第27回国際人工関節技術学会)



第27回国際人工関節技術学会に登録していた演題がAcceptされました。

昨年はアメリカのパームビーチで開催されましたが、今年はお膝元の京都での開催ということもあり、演題登録をしていました。

今年は論文投稿に主眼を置いて学術活動を行っていますが、年に1度は何か研究発表をしようと思っていましたし、国内で開催される国際学会にはなるべく参加しようと思っていました。

昨年のCORSに引き続き、今年も国際学会で発表できる機会を得ることが出来ました。

今回の発表は昨年JOSKASで発表したTKA(人工膝関節置換術)後の膝関節屈曲角と股関節可動域との関連についての研究を更に進めた内容です。

JOSKASでは術後屈曲角が術前よりも低下したグループの術後膝屈曲角と術前股関節可動域との関連を調査し、術後膝屈曲角と術前股関節外旋可動域に相関があることについて発表し、主題に選ばれましたが、今回は術後屈曲角良好群(≦125°)と術後屈曲角不良群(125°<)の2群間の術前股関節可動域に差があるか否かについて調査しました。

詳細についてはまだ発表していませんので記載は出来ませんが、興味深い知見を得ることが出来ました。

実際に今回得られた知見から臨床での理学療法に反映させ、良好な治療成績が得られてきています。

今後も来年のISHA 2015(国際股関節鏡学会)、再来年のICSES 2016(国際肩肘学会)に照準を合わせて、国際学会での発表を重ねていき、治療成績に反映させていきたいと考えています。

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合同会社gene 主催 肩関節の機能解剖学的触診〜肩関節周囲−大阪会場− 20 July, 2014 @グランキューブ大阪 


合同会社gene主催の触診研修会で実技講師をして参りました。

メインの講師は名古屋スポーツクリニック 理学療法士 福吉正樹先生でした。いつもながら福吉先生の講義はクオリティーが高く分かりやすかったです。練り込まれた講義内容は見習うことが多く勉強になりました。

10月には私が東京で講義をさせて頂きます。

合同会社gene主催 触診〜関節の機能解剖〜 −肩関節周囲−東京会場−

日時:2014年10月19日 日曜日 10:00〜16:45(受付9:30〜)
会場:林野会館6階 会議室604 東京都文京区大塚3丁目28番7号
参加費:20,500円(税込)
「運動療法のための機能解剖学的触診技術(上肢)」をお持ちの方は15,500円(税込)



受講申し込み詳細は合同会社geneホームページ
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1400898948-314488

肩関節の触診について勉強しましょう!

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第6回下鴨整形外科疾患フォーラム @京都 5 July, 2014


当院主催の第6回下鴨整形外科疾患フォーラムが開催されました。

済生会吹田病院の平田正純先生が肩関節疾患に対する超音波診療について、広島大学の安達伸生先生が軟骨再生治療について、ご講演されました。


 平田正純先生は肩関節疾患に対する超音波診断装置を用いた評価とインターベンションについてご講演下さいました。平田先生とはKKCM(関西肩コラボレーションミーティング)でいつもお世話になっており、私自身の超音波診断装置を用いた研究についてのアドバイスまで頂きました。


安達伸生先生は軟骨再生治療の歴史的背景、軟骨の組成、マイクロフラクチャーやドリリングなどの軟骨様組織修復術、モザイクプラスティー(自家骨軟骨柱移植術)、自家培養軟骨細胞移植(JACC®)について解りやすくご講演下さいました。

安達先生がご講演の中で、「システマティックレビューなどがエビデンスレベルが高いとされ推奨されていますが、本来最も重要なのは“ゼロからイチを生み出すような研究”だと思う」と仰っられた言葉がとても印象的でした。


どんなことでもそうだと思いますが、最初は模倣つまり「真似ること」から始まると思います。私の理学療法や研究のほとんどは尊敬する先輩方の真似でしかありません。次の段階として、ただ真似るだけでなく、自分なりの工夫をするようになります。その中で感じた疑問や問題点について研究するようになり、少しづつではありますが、オリジナリティーがある治療や研究へと繋がっていっていると思います。

私もいつか理学療法の中で“ゼロからイチ”を生み出したいと思っています。

月に一度臨床指導にお邪魔しているツカザキ病院の理学療法士で、私が教員をしていた頃の教え子でもある蓬大輔先生がフォーラムに参加するため京都来られていました。


午前中は当院で外来のリハビリ診療を見学されていました。蓬先生とフォーラム前に臨床研究や理学療法治療についてディスカッション。

どのように臨床研究を進めるべきか、どのような治療を行うことが最適なのか。臨床家としての本質的にどうすることがベストもしくはベターなのかを考え、チャレンジしていくことが大切です。


患者さんは単にエビデンスレベルが高い治療を望んでいるのではないと思います。純粋に良くなる治療を望んでいるはずです。

良くなる治療を追求していくことが、エビデンスに繋がっていくものと信じています。

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