2014/07/23
International Society for Technology in Arthroplasty(ISTA) 27th Annual Congress(第27回国際人工関節技術学会)
第27回国際人工関節技術学会に登録していた演題がAcceptされました。
昨年はアメリカのパームビーチで開催されましたが、今年はお膝元の京都での開催ということもあり、演題登録をしていました。
今年は論文投稿に主眼を置いて学術活動を行っていますが、年に1度は何か研究発表をしようと思っていましたし、国内で開催される国際学会にはなるべく参加しようと思っていました。
昨年のCORSに引き続き、今年も国際学会で発表できる機会を得ることが出来ました。
今回の発表は昨年JOSKASで発表したTKA(人工膝関節置換術)後の膝関節屈曲角と股関節可動域との関連についての研究を更に進めた内容です。
JOSKASでは術後屈曲角が術前よりも低下したグループの術後膝屈曲角と術前股関節可動域との関連を調査し、術後膝屈曲角と術前股関節外旋可動域に相関があることについて発表し、主題に選ばれましたが、今回は術後屈曲角良好群(≦125°)と術後屈曲角不良群(125°<)の2群間の術前股関節可動域に差があるか否かについて調査しました。
詳細についてはまだ発表していませんので記載は出来ませんが、興味深い知見を得ることが出来ました。
実際に今回得られた知見から臨床での理学療法に反映させ、良好な治療成績が得られてきています。
今後も来年のISHA 2015(国際股関節鏡学会)、再来年のICSES 2016(国際肩肘学会)に照準を合わせて、国際学会での発表を重ねていき、治療成績に反映させていきたいと考えています。
All for a smile of patient... by OH!NO!DX
POPULAR POSTS
-
股関節前部痛を生じる病態として臼蓋形成不全やFemoroacetabular impingement(FAI)、Groin pain syndromeなどが挙げられる。これらの病態には骨盤と大腿骨のアライメント異常が大きく関与しているとの報告が多い。 実際の臨床において股関節...
-
2024年初めての投稿となります。 今年は新年早々、震災や旅客機事故など心を痛められている方が多い年明けとなりました。 被災された皆さま、関係者の皆さまには心よりお見舞い申し上げます。 タイトルにある患者さんを現在診させていただいています。 約2ヶ月半前に、他院で肩関節の鏡視下手...
-
当日のタイムスケジュール(当日一部変更) 運動器機能解剖学研究所設立5周年記念講演会が2020年12月27日に岐阜市の十六プラザで行われました。緊急事態宣言が発令された中での開催ということで、演者と研究所に関わりが深い一部の方々のみが感染予防対策を万全に行なった上で会場で、400...
-
ISHA 2015に向けて抄録を作成して休日を過ごしています。 が、少々疲れてきたので、現実逃避にブログを書いてみます。 今回はmodified Harris Hip Score(mHHS)について modified Harris Hip ScoreはHarris...
-
Dr. Motoi Shibahara, a senior colleague of mine, is starting his Orthopaedics Sports Joint Clinic at Akashi City, Hyogo Pref. in ...