2015/12/08

理学療法士冥利に尽きる〜患者さんからの手紙



小野先生へ
一年間本当にお世話になりました。
毎日リハビリに通わせて頂き、忙しい中少しでも触る時間を作ってくださって、ありがとうございました。
行くのがしんどいなと思う日も時々あったけど、リハビリ室に来たら小野先生がいて、面白い患者さんが居て、みんなと楽しそうにおしゃべりしている雰囲気が好きで、楽しくリハビリすることができました。
初めて足を触ってもらって、全然痛くない段階で「これ以上痛いことはしませんから〜」と言われて驚き、手術後に「140度までは約束します」と言われて、患者に宣言するってすごいと思って驚き、今、正座まで来たことに一番驚いています。
正座をあきらめていた私が、ここまで良くなるとは思っていませんでした。今、普通に歩けて働ける事が本当に嬉しいです。
いつも小野先生のお陰ですって私が言うと「僕はちょっと触っただけで、〇〇さんが毎日がんばったから」と言うけど、もう間違いなく小野先生のおかげと思っています。
感謝の気持ちが大きすぎて、私の気持ちが全部伝えられているか不安なくらいです。
下鴨病院に来るまで、貧血になるまで膝を曲げられて、それでよくなるならとずっと耐えたり、膝が曲がらないのは癒着じゃないと言われて、お医者さんに不信感を持ったり、色んな嫌な思いをしてきて心は完全にすさんでいましたが、小野先生に出会えて、この人なら信用してもいいかなと事故後初めて思うことができました。
言っていることにちゃんと理由があり、それに対しても納得できる。できる範囲のことで希望をもたせてくれて、ダメなところは嘘をつかずに正直に言ってくれる。
入院して半年間(下鴨に来る前)、私の居た環境ではなかったことでした。やっと出会えたという感じでした。
大げさでも何でもなく、院長と小野先生は私の希望の光でした。
初めて言いますが、実は下鴨病院に来る前から小野先生のことを知っていました。
セカンドオピニオンを決める前に、何とか今の状況より良くならないかと必死にネットで情報を集めていました。
ある理学療法士さんのブログを見つけて、この人アツいな、この人に足を見てもらいたいな、と思っていたのが小野先生のブログで、下鴨病院に行く決め手になりました。
初対面の時に「はじめまして、理学療法士の小野です」と言われて、内心「よっしゃー!!」と喜んでいたんです(笑)。
私の担当になってくださって、ありがとうございます。
この出会いがあって、今の私があります。

卒業はさみしいけど、今生の別れではございませんので(小野先生がよく言うセリフ)、また調子が悪くなったら来させてもらいます。
あと、膝のことで不安になって聞きたいことがあれば、お言葉に甘えて電話させてもらいます!リハビリ卒業後の不安まで取り除いてくれてありがとうございました。
それと、〇〇ベビーができた際にはご報告に参ります。
男の子なら名前は志操(笑)
色々言いたいことが多すぎてまとまらなくなってきたのでこの辺で失礼しまーす。

一年間本当にありがとうございました。

〇〇〇〇

理学療法士冥利に尽きます。
これからも「すべては患者さんの笑顔のために」努力を継続していきます。

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2015/10/12

第9回下鴨整形外科疾患フォーラムに参加しました July 4, 2015 @ANAクラウンプラザ京都


勤務している京都下鴨病院主催の第9回下鴨整形外科疾患フォーラムに参加しました。
 
テーマは「上肢のスポーツ障害に対する関節鏡治療」

「手関節痛に対する鏡視下手術の実際」 関西電力病院 整形外科 部長 藤尾圭司先生
主にDRUJにおける不安定性と、TFCC損傷に対する鏡視下手術について

「肘関節疾患への鏡視下アプローチ」 北海道済生会小樽病院  副院長 和田卓郎先生
肘関節におけるOCDや、OA、上腕骨外側上顆炎、内側上顆炎に対する鏡視下手術や病態について
疾患に関する病態や鏡視下手術のターゲットとする組織について、実際の鏡視動画を見ながら解説していただきました。
手術の目的を知ることができたことで、修復を促すべき組織や拘縮を作るべきでない組織を考えることができました。

整形外科リハビリテーション学会 京滋支部 設立10周年&定例会100回記念 特別講演研修会〜Basic seminar〜  May 31, 2015 @ハートピア京都

会場の様子

一志有香先生

為沢一弘先生
 
 
私が世話人を務めている整形外科リハビリテーション学会京滋支部が活動を開始して10周年を迎えました。前身の近江理学療法勉強会、生田病院勉強会からもう10年が経つんだと感慨ひとしおでした。
 
十年一昔と言いますが、あっという間の10年間でした。この間、多くの方々に支えられて今に至っていると感じます。
 
今回のセミナーでは京滋支部で世話人を務めてくれている整形外科リハビリテーション学会認定Bを取得した若手の先生方に触診のレクチャーをして頂きました。参加人数は100名と大規模な会となり、理学療法のこれからを担う先生方にとってはとてもいい経験になったと思います。
 
京都下鴨病院からは一志有香先生と為沢一弘先生がそれぞれ肩関節と股関節について講演されました。
 
これからもコツコツと活動を継続し、次代を担う整形外科領域の理学療法士の育成の一助となるべく活動していきたいと思います。

久しぶりに畿央大学で実験のお手伝いをしてきました June 11, 2015 @畿央大学


畿央大学大学院の修士過程を終了してもう5年が経過しました。
教員、臨床をしながらの研究は想像以上に大変でしたが、過ぎ去れば楽しい思い出となっています。

今回は私がお世話になっていた今北英高教授の研究室で研究をしている秋山整形外科の見田忠幸先生のお手伝いということで久々に畿央大学へお邪魔しました。

昼から夜8時過ぎまでとなかなかハードなスケジュールでラットの手術をお手伝いしました。久しぶりでしたが、体が覚えているものでなんとか16肢の手術を行うことが出来ました。

手術終了後には少しの時間でしたが、今北教授ともお話することができ、研究に対するモチベーションが上がりました。

お世話になった今北研究室の皆さんありがとうございました。

Basic Rehabilitation Lab.ホームページ(今北教授ラボのホームページ)

2015/05/24

大腿骨近位部骨折に対する運動療法について講演しました May 22, 2015 @ HORSS〜姫路市勤労会館


姫路整形外科リハビリテーション&スポーツ研究会の今年度第1回目の定例会で「大腿骨近位部骨折に対する運動療法について」講演させて頂きました。

大腿骨近位部骨折は高齢者に多い骨折で、我々セラピストがよく遭遇する疾患の一つです。日本整形外科学会の大腿骨頸部骨折のガイドラインには85歳以上で、骨粗鬆症、認知症がある場合、受傷前の歩行能力の再獲得は困難であるとされています。〜「それは果たして真実なのか?」ということについて実際の症例を供覧しながらお話をさせて頂きました。

私の個人的な見解としては、85歳以上の高齢者で骨粗鬆症があった場合でも、骨接合が良好で、かつ関節面が受傷前と同等に整復されていれば、高度な認知症であっても人格の尖鋭化を伴わなければ、適切な運動療法を提供することで受傷前の歩行能力の獲得は可能であると考えています。

確かにガイドラインは多くのエビデンスを基に作成されているものですから、現実はガイドライン通りだと思います。ただし、そのエビデンスの元となった運動療法は果たして適切だったのか否かについては分かりません。

今回お話させて頂いた内容で一人でも多くの患者さんが受傷前の歩行能力を再獲得されれば、数年後のガイドラインは変化しているかもしれません。

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2015/05/12

解剖実習に参加してきました May 9-10, 2015 @ University of HAWAII JOHN A. BURNS SCHOOL OF MEDICINE


MITEK SPORTS MEDICINE事業部主催のCadaver Courseに当院の團野翼先生と参加してきました。

講師は東京医科歯科大学の望月智之先生(写真左)と二村昭元先生(写真右)でした。

両先生ともに肩と上肢に関する多くの英語論文を書かれているスーパードクターです。

今回の解剖実習では最新の解剖知見を実際の解剖を通じて目の前で直接両先生から教えて頂きました。

実際に解剖することで詳細な軟部組織の構造や組織間での繋がりを理解することが出来ます。

過去にも何度か解剖を行う機会がありましたが、今回の解剖では日本のトップランナーの先生方にご指導して頂いたということで大変勉強になりました。

今回学んだ解剖学的知見を基に、更に機能解剖を背景とした理学療法を発展させて行きたいと思います。

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EPoch主催のセミナーで「股関節前部痛に対する解釈と運動療法について」講演しました April 29, 2015 @ 大阪


EPoch主催のセミナーで「股関節前部痛に対する解釈と運動療法について」講演しました。

関西を中心に多くの先生方が参加してくださいました。今回のセミナーではUp-to-dateした内容となるよう、実際の症例に対して行っている治療技術についても実技を含めてお話させて頂きました。

このようなセミナーを通じて、より多くの療法士の先生方に治療技術が伝達していければと思います。

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整形外科リハビリテーション学会京滋支部京都会場 第98回定例会に参加しました April 25, 2015 @ 京都下鴨病院


京都下鴨病院において第98回整形外科リハビリテーション学会京滋支部定例会が開催され、参加しました。

宇治武田病院の戸田祐治先生が症例検討を、同じく宇治武田病院の藤原信吾先生が伏在神経と膝周囲の触診技術について講義くださいました。

症例検討を通じて各症例における病態解釈の仕方や評価の手順を学ぶことができます。セミナーでは学び得ないことが症例検討で学ぶことが出来ます。

整形外科リハビリテーション学会は特定の手技に捕らわれず、解剖学という医学における共通言語を通じて症状や病態を解釈し、理学療法のターゲットとなる軟部組織を同定し、運動療法を展開する学会です。

基本的な技術は解剖を理解し、しっかりと触るということです。

私自身、理学療法においてこれ以上も、これ以下もないと思っています。

興味がある療法士の先生方は是非ご参加ください。

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船橋整形外科病院でRSAの手術見学をしてきました April 24, 2015 @ 船橋整形外科病院


船橋整形外科病院でRSAとARCRの手術見学をしてきました。当院の團野先生と行きましたが偶然、ツカザキ病院の柴原先生と金井先生とご一緒させて頂くことになりました。

菅谷啓之先生からお誘い頂き、クリニカル リサーチ ミーティングにも参加させて頂きました。最新の手術と最高の技術を目の当たりにして、自身のRSAに対する運動療法についても再考する機会となりました。また情熱あふれるミーティングに多くの刺激をいただき、研究に対するモチベーションもあがりました。

国際学会での発表と英語論文への投稿を目指して更に努力を続けようと思いました。

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整形外科リハビリテーション学会特別講演会に参加しました April 18, 2015 @名古屋プライムセントラルタワー


船橋整形外科病院の菅谷啓之先生が腱板断裂に対する鏡視下手術とRSAについてご講演下さいました。

私が勤務する京都下鴨病院でも森大祐先生がRSA手術を始められ、私も何例か担当させて頂いていますので、大変興味深く聴講しました。

RSAに対する運動療法の考え方について菅谷先生と直接お話させて頂く事ができ、とても勉強になりました。また自身の治療方針や評価基準についての方向性も再確認することができ、大変充実した時間でした。

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2015/05/11

第1回HORSS特別講演会で「FAIの運動療法について」講演しました April 4, 2015 @ 兵庫県立姫路労働会館


HORSSの第1回特別講演会が開催されました。
産業医科大学若松病院の内田宗志先生、ツカザキ病院の柴原基先生が最新の股関節鏡視下手術についてとFAIの診断についてご講演されました。


僭越ながら私もFAIに対する運動療法の工夫について講演させて頂く機会を与えて頂きました。

常にUp-to-dateされる最新の股関節鏡視下手術について学ぶことが出来ました。私自身の理学療法も常に患者さんをより良く出来るよう、工夫と改善を続けていきたいと思います。

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HORSS定例会で「Femoroacetabular Impingementに対する運動療法について」講演しました Mar 27, 2015 @ 姫路市勤労会館


月に一度、姫路市のツカザキ病院で臨床指導の後、姫路整形外科リハビリテーション&スポーツ研究会(HORSS)で講義をしています。

今回はFAIに対する運動療法についてお話をさせて頂きました。特に保存治療における理学療法の私のポイントを中心に約1時間講義をしました。

徐々に参加くださる方が増えて来ています。兵庫県西部の先生方は是非一緒に機能解剖に即した運動療法について考えましょう。

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2015/05/03

烏丸御池整形外科クリニックのホームページが出来ました


私が勤務している京都下鴨病院のクリニックが2015年4月より烏丸御池に開院しました。

ホームページが完成しましたのでご案内致します。

烏丸御池整形外科クリニック
http://www.shimogamo.jp/clinic/index.html


リハビリテーション室の設備等は私がセレクトしました。

場所も京都市営地下鉄「烏丸御池」駅より徒歩3分と京都市の中心に位置しています。

アスリートや学生さんのリハビリテーションにも対応すべく、マシンも多く導入しました。最新の設備と質の高いリハビリテーションが提供できる環境が整っています。

今秋以降は私も週に何回か勤務する予定です。

スポーツ障害や整形外科疾患でお困りの方は是非、京都下鴨病院と烏丸御池整形外科クリニックを受診なさってください。

京都下鴨病院


烏丸御池整形外科クリニック
(烏丸御池メディカルモール4階)

modified Harris Hip Scoreについて


ISHA 2015に向けて抄録を作成して休日を過ごしています。
が、少々疲れてきたので、現実逃避にブログを書いてみます。

今回はmodified Harris Hip Score(mHHS)について

modified Harris Hip ScoreはHarris Hip Scoreをmodifiedしたものです。
HHSの角度の部分を削除してより痛みと動作の項目を詳細にしています。

Modified Harris Hip Scoring System

Pain 

44 None/Ignores 
40 Slight, occasional, no compromise in activity 
30 Mild, no effect on ordinary activity, pain after usual activity, uses aspirin 
20 Moderate, tolerable, makes concessions, occasional codeine 
10 Marked, serious limitations 
0 Totally disabled 

Function : Gait , Limp

11 None  
8 Slight 
5 Moderate 
0 Severe 

: Support

11 None
7 Cane , longe walks
5 Crutch
2canes
0 2crutches
0 unable to walk

: Distance Walked

11 unlimited
8 6 blocks
5 2-3 blocks
2 indoors only
0 Bed and Chair


Functional Activities: Stairs
4 Normally
2 Normally with banister
1 Any method0 Not able

: Socks/ Shoes

4 with easy
2 with difficulty
0 Unable


: Sitting
5 Any Chair 1 hour
3 High chair, 1/2 hour
0 Unable to sit, 1/2 hour, any chair

: Public Transportation

1 able to enter public transportation
0 Unable to use public transportation

Total points x 1.1 
トータルで91点しかありませんから100点満点に換算するために1.1をかけて点数化します。


股関節の論文で、臨床成績の評価によく使用されています。
この他にもいくつかの評価方法があります。評価法は下記のURLからダウンロードできます。
http://www.isha.net/wp-content/themes/isha/pdfs/hip-arthroscopy-outcome-instruments.pdf#search='modified+harris+hip+score'

2015/04/06

第45回日本人工関節学会で発表しました @ 福岡国際会議場 Feb 27, 2015


ブログ記事の時系列が前後しますが、2月27日に第45回日本人工関節学会で「人工膝関節全置換術における術前股関節回旋可動域と術後屈曲角度の関係」というタイトルでポスター発表をしました。


京都下鴨病院 理学療法部からは團野翼先生も同じく術前股関節可動域と術後膝屈曲角の関係についてポスター発表で報告されました。

昨年のISTAではretrospectiveに検討した内容でしたが、今回はCohort Studyとして検討しました。一昨年のJOSKASから数えて約3年間、TKA術後の膝屈曲角と術前股関節可動域の関係について検討してきましたが、今回のCohort Studyで一旦、この研究は終えたいと思います。

今後も臨床での疑問を解決し、治療成績を示すことで新たな整形外科領域の理学療法を展開していけるよう努力を続けたいと思います。

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メディカルスタッフのための股関節鏡セミナー 2015 in 札幌で講演しました @ 札幌 Mar 14-15, 2015



メディカルスタッフのための股関節鏡セミナー 2015 in 札幌で講演とパネルディスカッションをさせて頂きました。

今回は札幌医科大学整形外科の加谷光規先生からお声を掛けて頂きたいへん貴重な経験ができました。

1日目は日本の股関節鏡手術のトップリーダーである8名の整形外科医の先生方がご講演され、2日目には日本の股関節理学療法を牽引する6名の理学療法士の先生方がご講演されました。その中に私も加えて頂き、恐縮しつつも普段の臨床を精一杯発表させて頂きました。

加谷先生と座長の労をとって頂いた新潟市民病院整形外科の伊藤雅之先生から講演後にお褒めの言葉を頂くことができ、重責を果たすことができたような、未熟な部分が露呈したような、複雑な心境でした。

パネルディスカッションでも蒼々たる医師、理学療法士に囲まれ緊張しましたが、自分の見解を述べるというとても充実した時間を過ごすことが出来ました。

最新の股関節鏡視下手術と工夫に富んだCore Stabilizationや運動療法を学ぶことができ、今回学んだことを今後の患者さんへの治療に取り入れていきたいと思います。

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整形外科リハビリテーション学会関東合同症例検討会 2015で講演しました @ 社会医学技術学院 東京 Mar 1, 2015


整形外科リハビリテーション学会 東京支部・千葉支部・茨城支部合同の症例検討会2015で「正座のできるTKA術後の理学療法」というタイトルでシンポジストとして講演させて頂きました。今回このような機会を与えて頂いたのは、多くの著書や論文で有名な理学療法士 八木茂典先生からお声を掛けて頂けたからです。

八木先生は東京医科歯科大学で解剖の研究をされ、われわれ理学療法士の世界では言わずと知れた素晴らしい先生です。


前日には尊敬してやまない碧南市民病院の理学療法士 浅野昭裕先生と3人で会食することも出来ました。偉大な先輩2人と共有した時間は今後の理学療法士としての生き方を考える貴重な時間となりました。

どの分野でも同じだとは思いますが、トップリーダーは弛まぬ努力と明確なビジョンを持って行動されています。2人の先生方に後進の育成方法、膝関節の解剖と理学療法、研究方法、評価や治療の着眼点など多くをご指導頂きました。

シンポジストとして発表したことを含めて多くを学んだ2日間となりました。

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2015/02/22

整形外科リハビリテーション学会本部定例会に参加しました @名古屋 Feb 21,2015



午前中に入院と外来の診療を終えて、午後から整形外科リハビリテーション学会本部定例会に参加しました。

今回は2症例の症例検討が行われました。

いつも感じることですが、一つ一つの所見から丁寧に病態を解釈していく過程が一番勉強になります。

一つの所見でも様々な解釈が成り立ちます。病態をさぐり当てていく過程に、あたかも名探偵コナンが推理していくような「謎解き」をしている感じです。

「謎解き」が正解すると確実に患者さんの体はいい方向に反応してくれます。

私が理学療法を楽しいと思える理由はここにあると思います。

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2015/02/18

第8回下鴨整形外科疾患フォーラム ご案内


私が勤務している京都下鴨病院が主宰している下鴨整形外科疾患フォーラムが開催されます。

第8回目を数えるフォーラムですが、今回のテーマは「反転型全人工肩関節置換術について」です。

反転型全人工肩関節置換術(いわゆるリバ-スショルダー)は昨春より日本でも認可されて、肩腱板広範囲断裂症例や変形性肩関節症の治療などで普及してきています。

当院でも森大祐先生が手術を行われていて、私も術後リハビリテーションを担当させて頂いています。

リバースショルダーに関しては海外の論文でも様々な報告がされていますが、本邦においてもその適応や術式、術後リハビリテーションなど、今後検討を重ねていかなければならない事が多くあります。

今回は千葉大学大学院医学研究科の落合信靖先生をお招きしてご講演頂きます。

もちろんコメディカルの参加も可能です。残念ながら、私は開催日に札幌の股関節鏡セミナーに参加しているため、聴講することができませんが、興味のある方は是非奮ってご参加頂き、またいろいろと教えて頂ければと思います。

「第8回下鴨整形外科疾患フォーラム」

日時:平成27年3月14日(土) 17時より

会場:ANAクラウンプラザホテル 2階 平安の間

会費:1000円

一般演題:「当院における肩関節治療-反転型(リバース型)全人工肩関節置換術の小経験を含めて-」 森大祐先生(京都下鴨病院整形外科)

特別講演:「リバースショルダーを導入して -広範囲腱板断裂における神経障害合併例を含めて-」 落合信靖先生(千葉大学大学院医学研究科整形外科学)

日整会専門医研修単位取得可能(1000円を徴収させて頂きます。)

会終了後、情報交換の場を設けております。

お問合わせ: 京都下鴨病院地域連携室 岸村由希子 075-781-1158

共催: 下鴨整形外科疾患フォーラム、第一三共株式会社

2015/02/17

姫路整形外科リハビリテーション&スポーツ研究会 第6回研修会ご案内


姫路整形外科リハビリテーション&スポーツ研究会 第6回研修会で「FAIに対する理学療法」と題して講演をさせて頂くこととなりました。

講演1: 股関節の解剖学 ~筋~ 
    蓬 大輔先生 (ツカザキ病院 理学療法士)

講演2: 医師の視点から診るFAIの基礎知識
    柴原 基  先生 (ツカザキ病院 整形外科)

講演3: FAIに対する理学療法
    小野志操 先生 (京都下鴨病院 理学療法士)

場所:姫路市勤労市民会館 
日時:平成27年3月27日(金) 19:00~21:00

申し込み期間:平成27年2月16日~平成27年3月22日まで
(定員50名に達し次第、受付終了となります)
参加費:500円
 
【お申し込み】
https://ssl.form-mailer.jp/fms/cc315ecf346824


2015/02/15

姫路整形外科リハビリテーション&スポーツ研究会 第5回定例会で講演しましたFeb 13, 2015 @姫路市勤労会館


姫路整形外科リハビリテーション&スポーツ研究会(HORSS)の第5回定例会で「運動療法に必要な股関節の解剖」について講演しました。

今回はツカザキ病院の柴原基先生が「FAIの治療について」と、同じくツカザキ病院の蓬大輔先生が「基本的な股関節の解剖について」もお話くださいました。

次回の第6回定例会は3月27日金曜日です。「FAIの運動療法について」講演させて頂きます。興味がある方は是非ご参加下さい。

参加申し込み

2015/02/11

整形外科リハビリテーション学会・一般社団法人アスリートケア共催〜広島豪雨災害復興合同チャリティー講演会 @ 神戸,Feb 11 2015



整形外科リハビリテーション学会と一般社団法人アスリートケア共催の広島豪雨災害復興合同チャリティー講演会に運営スタッフとして参加しました。

整形外科リハビリテーション学会として災害復興チャリティー講演会を開催するのは今回で2回目です。前回は昨年に東日本大震災復興チャリティー講演会を横浜で開催し、その時も運営スタッフとして参加させて頂きました。

今回のチャリティー講演会の収益金は運営諸経費を除いて全額寄付されます。

普段、整形外科リハビリテーション学会で関節機能解剖に基づいた理学療法を考えることが多いのですが、アスリートケアの先生方の講演を聴講して、様々な角度から理学療法を考えることができ、大変勉強になりました。明日からの臨床に活かせる事を多く学ぶ事ができたので、早速患者さんの治療に役立てていきたいと思います。


講演会終了後に演者と運営スタッフで記念の集合写真を撮りました。前列右から3人目に写っています(笑)

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2015/02/08

整形外科リハビリテーション学会京滋支部主催 Basic Seminar ご案内




私が世話人を務める整形外科リハビリテーション学会京滋支部が2015年で京滋支部は設立10周年を迎えることとなりました。また、5月には定例会が100回目となります。

これもひとえに、皆様のご協力の賜物と厚く御礼申し上げます。

この度、「京滋支部設立10周年&定例会100回記念 特別研修会~Basic Seminar 」を開催することとなりましたので、ご案内致します。

肩関節、肘関節、手関節、股関節、膝関節、足関節の各関節における運動療法に重要な評価のポイントと解釈の仕方について講義と触診の実技を行います。また、講義終了後にはパネルディスカッションを行います。

『京滋支部主催ベーシックセミナー 関節機能解剖学に基づく触診と評価』

日時:平成27年5月31日 日曜日 10時~18時(受付9時30分)

会場:ハートピア京都(京都府立総合社会福祉会館)3階大会議室

講師:
見田忠幸先生(秋山整形外科クリニック)
小野正博先生(秋山整形外科クリニック)
三倉一輝先生(城北整形外科クリニック)
奥山智啓先生(ひぐち整形外科クリニック)
為沢一弘先生(京都下鴨病院)
一志有香先生(京都下鴨病院)

実技講師:
辻修嗣先生(生田病院)
永井教生先生(京都下鴨病院)
藤原信吾先生(宇治武田病院)
小野志操(京都下鴨病院)

定員:80名

参加費:3000円(参加費は当日会場でお支払い下さい。)

※本学会会員以外の方の参加も可能です。

申込み:京滋支部ホームページ、もしくは下記URLより
https://pro.form-mailer.jp/fms/d72a985672289
京滋支部新ホームページ
http://ohmi-rigaku.jimdo.com/
 

2015/02/04

メディカルスタッフのための股関節鏡セミナー 2015 in 札幌 ご案内


「FAI手術回避のための理学療法」と題して講演させて頂きます。

北海道札幌市ではありますが、LCCに乗れば時間的にも経済的にも関西から東京往復と変わりません。
全国から、世界的に活躍する股関節鏡のエキスパート医師、股関節疾患を多くみるエキスパート理学療法士が集まり、最新の知識や技術についてご講演されます。事前申し込みは不要です。興味がある方は是非ご参加ください。
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「メディカルスタッフのための股関節鏡セミナー2015 in札幌」

日時:平成27年3月14,15日
場所:
ほくたけビル 札幌市中央区北6条西16丁目←会場誤記を訂正しました。(3月4日)

参加費:コメディカル 3000円、医師 5000円
 
第1日
12:45~13:00 Opening remarks
股関節鏡治療の世界の動向と日本の現状  
札幌医大整形外科 加谷光規


第1部 座長 山本泰宏(健康科学大学)


13:00~13:20 股関節痛の診断 
公立陶生病院整形外科 渡邊宣之


13:20~13:40 股関節鏡治療の手術適応    
浜松医大整形外科 星野裕信


13:40~14:00 股関節鏡手術の基本
神戸大学整形外科 橋本慎吾 


第2部 座長 星野裕信(浜松医大整形外科)


14:30~14:50 FAIに対する股関節鏡手術 
武蔵野赤十字病院 望月羲人


14:50~15:10 What’s new in groin pain syndrome
東京医大整形外科 山藤崇

 
15:10~15:30 アスリートの股関節痛と股関節鏡治療 
産業医大若松病院 宇都宮啓 


15:30~15:50 境界型寛骨臼形成不全に対する鏡視下手術 
慶応義塾大学整形外科 金治有彦


イブニングセミナー1 座長 加谷光規(札幌医大整形外科)


16:15~16:45 股関節痛に対する理学療法 
じんどう整骨院アスリート 畑中仁堂
 
イブニングセミナー2 座長 和田孝彦(関西医大整形外科)


16:45~17:15 股関節鏡手術Up to Date 
産業医大若松病院 内田宗志
 
全員懇親会 19:00~ (キリンビール園 予定)


第2日


第1部 座長 伊藤雅之(新潟市民病院整形外科)


8:30~8:50 股関節機能評価のポイント 

札幌医大理学療法科 池田佑真

8:50~9:10 FAI手術回避の為に必要な理学療法

京都下鴨病院リハビリテーション科 小野志操

9:10~9:30 FAIに対する理学療法 
大阪医科大学附属病院リハビリテーション科 佐藤久友


第2部 座長 舘田健児(札幌医大整形外科) 


9:50~10:10 寛骨臼形成不全に対する理学療法
産業医大若松病院 立石聡史


10:10~10:30 股関節不安定症の対する理学療法  
札幌医大理学療法科 河合誠


10:30~10:50 アスリートに対する理学療法 
尾山台整形外科 竹内大樹


11:00~12:30パネルディスカッション 股関節鏡手術と理学療法の架け橋  
座長 加谷光規(札幌医大整形外科)


症例を提示して、医師側そして理学療法士それぞれの観点からディスカッションを行います。
医師としてどの術前にどのような理学療法を期待するか?
理学療法士から、こうすれば手術は回避できる、このような症例は理学療法をするべき、一方、このような時には手術は必須。
などといったディスカッションをすることで股関節鏡手術と理学療法の架け橋を探りたいと思います。


パネリスト 
山本泰宏、山藤崇、星野裕信、立石聡史、竹内大樹、小野志操、河合誠
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整形外科リハビリテーション学会 関東合同症例検討会2015 ご案内



シンポジストとして発表させて頂きます。
是非奮ってご参加ください。

「整形外科リハビリテーション学会 関東合同症例検討会 2015」
主催:整形外科リハビリテーション学会 東京支部 茨城支部 千葉支部
日時:2015年31日(日)10:0016:00(受付9:30~) 会場:社会医学技術学院講堂
東京都小金井市中町2-22-32(JR東小金井駅 徒歩3分)
https://www.sigg.ac.jp/corporate/about/index.html#about05

参加者:先着100
参加費:3,000円(会員), 5,000円(会員外)

-----------------------------------------------プログラム-----------------------------------------------
■シンポジウム「変形性膝関節症に対する機能解剖学的運動療法」
座長 浅野昭裕 碧南市民病院リハビリテーション室

○「変形性膝関節症の内側痛に対する理解とアプローチ」
演者 八木茂典 東京西徳洲会病院スポーツリハビリテーションセンター

○「変形性膝関節症の外側支持組織が関与する伸展制限への運動療法」
演者 源 裕介 千葉こどもとおとなの整形外科

○「人工膝関節置換術後の伸展制限に対する運動療法」
演者 瀧原 龍 土浦協同病院リハビリテーション部

○「正座のできる膝関節屈曲可動域を考慮したTKA術後運動療法」
演者 小野志操 京都下鴨病院理学療法部
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■症例検討会
3演題を予定
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申込み方法 前日までに下記mailアドレスにお申し込み下さい。
1氏名
2ふりがな
3所属名
4性別
5資格名 (PTOT)
6経験年数
e-mailアドレス
8会員番号 (整形外科リハビリテーション学会会員のみ

E-Mail:seikeireha_tokyo@yahoo.co.jp

主催:整形外科リハビリテーション学会東京支部 茨城支部 千葉支部
事務局:東京西徳洲会病院 リハビリテーション科 舞弓正吾

2015/02/03

AnswerPlusで講演をしました Feb.1, 2015 @ 大阪産業創造館


『エビデンスに基づくTHA・TKA術後リハビリテーションの実際 ~臨床成績に繋がる最善のTHA術後リハビリテーションと最新のTKA術後リハビリテーションの考え方~』と題して講演をさせて頂きました。

遠方より多くの療法士の先生方がお集まりくださいました。今回は5時間にわたり座学のみの講演ということでなかなかハードな講演となりましたが、貴重な経験をさせて頂きました。

TKAの術後リハビリテーションに対する講演は今までにも何度かさせて頂きましたが、今回はTHAの術後リハビリテーションについても合わせてお話させて頂く機会を頂きました。

資料を作成する中で、自身の考えや成績を整理することが出来ました。

特に、THA術後脱臼についての考え方について再考することができたことは私にとっても有意義でした。

15年の理学療法士生活の中で、私が見させて頂いたTHA、FHP症例で脱臼された患者さんは1症例のみですが、本当に苦い経験でした。自戒の念も含め講演させて頂きました。

日々の臨床と真摯に向き合い、治療成績を含め報告していきたいと思います。

All for a smile of patient... by OH!NO!DX

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