京都下鴨病院で整形外科の理学療法士をしている小野志操のブログです。
肩関節・肘関節・手関節・股関節・膝関節・足関節・腰背部の術後療法や保存療法、スポーツ障害に対するリハビリテーションを行なっています。
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兵庫医科大学で手術見学をしてきました @兵庫医科大学 14 April, 2016

手術見学後、兵庫医科大学の先生方と
兵庫医科大学整形外科の中山寛先生にお願いして、膝関節鏡手術の見学をさせて頂きました。

中山先生とは以前から懇意にさせて頂いていて、今回念願叶って手術の見学をさせて頂くことが出来ました。

中山先生はドイツのチュービンゲン大学に留学された経験をお持ちの新進気鋭の整形外科医です。

中山先生のブログより
年間500件の手術をされておられるだけあって術中も冷静沈着で、手術のコンセプトや工夫などを丁寧にご教示くださいました。

中山寛先生はじめ兵庫医科大学の先生方、オペ室の皆様、大変勉強になりました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

中山寛先生のブログ「関節鏡外科医のblog」

半月板損傷に対する手術療法の是非について

膝半月板損傷は臨床でよく遭遇する疾患です。一般的に手術療法が選択される場合も少なくはありません。

症状としては、膝の引っ掛かり感(catching)、膝折れ(giving way)、疼痛を伴う軋轢音(click, poping)などがあり、関節水腫(いわゆる膝に水が溜まる状態)が出ます。初回の受傷で半月板が損傷しても、小さな損傷の場合には無症状もしくは疼痛のみで特徴的な症状がない場合もあります。受傷を繰り返したり、強いメカニカルストレスが加わることで損傷が進行すると典型的な症状が出てきます。

そもそも半月板は、線維軟骨組織です。機能は膝関節の緩衝機能と荷重の均等化による膝関節の静的・動的安定化と、関節内への栄養供給等の役割を担っているとされています。

正常な半月板の血行は外側1/3にしか存在せず、神経は外側辺縁にしかないとされています。ですから、通常荷重が膝関節にかかっても痛くないわけです。しかし、歩行では荷重量の3倍、階段昇降などでは荷重量の5〜7倍の負荷が膝関節には加わっていますから、加齢とともに変性したり、過度な外力が加わることで断裂したりするわけです。(日本整形外科学会「半月板損傷」パンフレット

では、「断裂=手術」なのかというと、そうではないと私は考えています。実際には多くの無症候性半月板損傷が存在していることが知られています。(Kornick, J., Trefelner, E., McCarthy, S., et al.: Menis cal abnormalities in the asymptomatic population at MR imaging. Radiology, 177 : 463-465, 1990. )

近年、以下のような報告が立て続けにあり、整形外科医の間でも少なからず話題にはなっています。 

新卒の先生方へメッセージ


国家試験合格そして新入職された多くの理学療法士の先生方へ

私も早いもので理学療法士になって17年目を迎えました。
私が偉そうに言えることではないのですが、これから理学療法士として活躍されるであろう皆さんへ、今日は私なりに大切だと考えていることを簡単にではありますが、書きたいと思います。